僕はWEBライターとして実績を積んで、今ではかなり余裕を持って仕事ができるようになりました。
これから「WEBライターを本業にしてみようかな」と悩んでいる人にとって、将来ちゃんと食べていけるのか、仕事は大変なのか、という不安が大きいことかと思います。
そんな人のために今回、WEBライターを本業にしたときのメリットやデメリット、そして本業でやっていくための方法を伝授したいと思います!
WEBライターの魅力だけでなく、大変さや注意点などもお伝えするので、これからどうするか悩んでいる人の手助けになれば嬉しいです。
WEBライターを本業でやるメリット
WEBライターは在宅ワークができて、仕事の時間も自由に決められる、副業向きの仕事かもしれません。
でも本業にすることで、その魅力は格段にアップします!
報酬の文字単価がアップしやすい
WEBライターを副業でもやったことがあるならわかると思いますが、WEBライターの報酬は、「文字単価がいくらなのか」が最重要項目です。
文字単価をアップさせるには、積み重ねてきた実績や仕事量、仕事のスピードが重要です。
そのため副業よりも、本業のほうが文字単価はアップしやすくなります。
クライアント(依頼者)によっては、月にノルマを設けているところもあります。
月10記事以下なら翌月の文字単価は0.5円、月30記事達成なら1.0円、というようなやり方です。
たとえば、
- 副業で文字単価0.5円で1時間仕事をする
- 本業で文字単価1.0円で1時間仕事をする
同じ時間、同じ仕事を同じ内容でやっていても、報酬は2倍も違ってくるのです。
本業ならWEBライター以外の仕事もできる
WEBライターを本業にしたからと言って、「WEBライターしかやってはいけない」なんてことは一切ありません。
サラリーマンを辞めてフリーランスになってしまえば、WEBライター以外の仕事もどんどんできるようになります。
最初はWEBライター1本で経験を積み、自分のブログも書きつつアフィリエイトで安定収入を増やしていく。
さらにWEBディレクターとしてサイト運営に携わったり、WEBデザイナーとしてデザインやサイトコーディングをやるのも良いかもしれません。
プログラミングが好きなら、HTMLやCSSを勉強しても役に立ちますよね。
現在はWP(Wordpress)でのサイト作成が主流なので、WPのカスタマイズやphpを勉強すれば、それだけで稼げるようにもなりますし、ちょっとオシャレなアフィリエイトサイトを作ることもできます。
英語が得意ならWEBライターのかたわら自宅で英会話教室をしたり、翻訳業をやっても良いですよね。
投資に興味があるならデイトレやスキャルピングで稼ぐというのも魅力的だと思います。
しかもそういうことを本気でやればやるほど知識が深まり、WEBライターとしてそれについての記事が書けるようになるんです。
逆に言うと、WEBライターは簡単に稼げる良い仕事ですが、WEBライターだけで生計を立てようとすると、いつか頭打ちになります。
WEBライターは月収20~40万円ほどで限界が来るので、自分でできることや興味のあることを探りながらいろんなことをやってみて、収入を伸ばしていくのが良いやり方だと思います。
記事作成は集中したほうが効率が良い
WEBライターは、文章を書く仕事です。
全体の流れを考えつつ、論理的に話を進めていき、正しい日本語や文法を考えながら少しずつ文章を積み重ねていくという、かなり頭を使う作業ですよね。
誰でもできる簡単な仕事ですが、集中すればするほど、作業効率はどんどん高くなっていきます。
さらに言えば、スキマ時間を利用して2日~3日かけて執筆するよりも、1日で一気に書き上げてしまったほうが、総合的な時間は短くなるし、質の高い記事ができあがります。
同じ時間を仕事に費やしていても、副業と本業では稼げる金額にも大きな差がついてくるというのは、WEBライターという仕事の特徴のひとつです。
WEBライターを本業でやるデメリット
WEBライターを本業でやるメリットはたくさんありますが、もちろんデメリットもあります。
本業でやろうか本気で悩んでいるなら、その両方を理解したうえで決めるようにしましょう。
仕事をしなければ収入がなくなる
サラリーマンは毎月安定した収入がもらえますが、WEBライターを本業にした場合、仕事をしないと収入はありません。
もちろん企業からの雇用という形で、本当の意味での本業にするなら安定はするかもしれませんが、フリーランスとして本業にするならその覚悟はしておきましょう。
これから本業でWEBライターをやりたいと思っているなら、
- 最低半年~1年は低収入でも暮らせるだけの貯金
- 副業で培ったWEBライターの実績やスキル
このどちらかは絶対に必要です。
これがない初心者がいきなり本業の仕事を辞めてWEBライターに転職するというのは、運動不足の30歳がいきなりフルマラソンを走り始めるようなものです。
楽に走り抜けるために、しっかりと準備をしておきましょう。
自己管理が難しい
本業でサラリーマンをやっていれば、自然と朝起きる習慣がつくし、仕事は会社が用意してくれるし、言われたことだけやってればなんとかなるかもしれません。
でもフリーランスとしてWEBライターをやるからには、自分で仕事を取ってきて、自分で自分のモチベーションを上げて仕事を完遂させなければいけません。
この大変さって、たぶんやってみないとわからないし、人によって全然違ってくると思います。
僕はもともと朝は得意だし、自己管理能力があるほうだと思っていたんですけど、法律事務所を退職してフリーランスになってからこの本当の大変さに気づいたんです。
特に子供ができてからは思うように仕事の時間が作れなくて悩んだ時期もありました。
その度にいろんな方法を試して、自分なりに一番効率よく稼げる方法を模索してきたんです。
フリーランスは、モチベーションが下がったときに誰も励ましてくれません。
クライアントは、上司ではなく取引相手です。納品が遅れても自分の信用が落ちるだけで、怒られることはありません。
朝起きなくても良いとか、自由な時間ができるというメリットはありますが、その裏に隠れた自己管理の難しさが大きなデメリットになることは知っておきましょう。
国民年金が地味につらい
「フリーランスになると会社からのサポートが受けられないから大変」というのは聞いたことがあると思います。
僕はあまり大変とは思わないし、むしろフリーランスのほうが自由で楽だし、生活の質は格段に向上したと思っています。
ただ、厚生年金だけは会社に所属していたほうが良かったなと感じています。
会社が半分負担してくれていたものを自分で払わないといけなくなるので、国民年金の負担が毎月重くのしかかってきます。
サラリーマン時代より稼げている人にとっては気になりませんが、これからWEBライターを本業でやろうと思っている人は気をつけておきましょう。
意外と勘違いされているWEBライターの仕事
最後に、「本業でWEBライターをやるのは○○」という勘違いについてお話させていただきます。
本業WEBライターは確定申告がめんどう
フリーランスになると、自分で確定申告をしなくちゃいけないのがめんどう、とはよく言われることです。
ただ、僕はあまりめんどうだと思ったことはありません。
ソフトを使えば簡単だし、今はネットでサクッとできちゃうので。
むしろ、いろんなものを経費にできるので楽しくもあります。
本業WEBライターは孤独を感じる
僕の場合、孤独を感じたことは一度もありません。
家族がいるし、仕事ではサラリーマン時代では考えられないほどの人たちとやりとりをしています。
ただし、仕事のモチベーションを保つのは本当に大変だと感じます。
やる気がでないと何も仕事が進みません。
今ではちゃんと管理できるようになりましたが、フリーランスになった当初はモチベーションを保てず、1日中ぼーっとしてしまう日もありました。
一人で仕事をするのが苦手という人は、コワーキングスペースに行けば良いと思います。
本業WEBライターは有給休暇がない
フリーランスになると休みがないとか、有給休暇がないとか言われますが、逆ですよね。
休みは自分で自由に決められるのがフリー最大のメリットです。
仕事は集中して一気にやってしまって、あとは好きなだけ休める。それが良いんです。
お金に余裕があるなら、1年間まるまる休んだって何も問題はありません。
WEBライターは、自分の知識や経験が仕事になります。
あえて休みを取って、普段やらない体験なんかできると、仕事の幅も広がりそうですね。
将来的に仕事がなくなる
WEBライターの仕事が将来なくなってしまう可能性は非常に低いです。
最初に言ったように、WEBライターだけをやっていると、収入の限界は来ます。
でもWEBライターの仕事がなくなることはありません。
WEB業界の需要は年々増えてきていて、むしろ今後さらに仕事が増える可能性のほうが高いんです。
今はまだインターネットを使えない世代の人たちもたくさんいますが、今から生まれてくる子どもたちは例外なくみんなインターネットを使えます。
そうなると今よりもさらにインターネットでの情報発信の重要性は増してくるはずです。
まとめ
WEBライターは副業でも本業でも、ちゃんと稼げる良い仕事です。
ただ、副業では文字単価も低いし、月3~5万円くらいが限度ではないでしょうか?
月20~30万円くらい稼ぎたいということであれば、本業でやれば無理な数字ではありません。
将来的にディレクターなども見据えたうえで、まずはWEBライターから始めてみてはいかがでしょうか。