「今やっている仕事を辞めて、副業で取り組んでいるWEBライターを本業にする。」
とても良い考えだと思います!
でも、そうなると重要なのは、本業でWEBライターをやって年収いくら稼げるのか?という問題ですよね。
僕はWEBライターを初心者から始めて、今では本業で月収50万円以上稼いでいます。
さらにWEBディレクターとしてこれまで300人以上のライターさんを見てきたので、だいたいどれくらい稼げるのか計算できます。
もちろんその人のスキルによっても大きな差が出てくるので、はっきりと「年収いくら稼げます!」とは言えませんが・・・
これからWEBライターを本業でやってみようか悩んでいる人にとっては、間違いなく参考になると思います!
WEBライター未経験で完全初心者の場合
WEBライターは初心者でもある程度稼ぐことができるお仕事です。
とは言え、学生時代やサラリーマン時代に「文字を書く」ということをしていなければ、すぐに本業で生活できるほど稼ぐのは難しいかと思います。
まず、WEBライター初心者がもらえる仕事のほとんどは、文字単価0.3~0.5円くらいです。
運が良くて文字単価0.8円くらいの案件を貰える可能性がある、というのが相場だと思います。
初心者だと執筆するスピードも遅いので、1時間に500~1000文字くらいです。
1日8時間頑張ったとしても、4000~8000文字。
計算してみると、このようになります。
- 文字単価0.3円×4000文字×30日=36,000円
- 文字単価0.3円×8000文字×30日=72,000円
- 文字単価0.5円×4000文字×30日=60,000円
- 文字単価0.5円×8000文字×30日=120,000円
- 文字単価0.8円×4000文字×30日=96,000円
- 文字単価0.8円×8000文字×30日=192,000円
というわけで、本気で頑張れば初心者でも月収20万円近く稼ぐことは可能です。
年収にすると240万円くらいです。
ただし、今回は30日で計算していますが、毎日8000文字を30日続けるのは、不可能じゃないけどめっちゃきつい、というレベルです。
しかも、初心者はクラウドワークスから始める人がほとんどだと思いますが、ここから手数料を20%引かれてしまうのはつらいですよね。
本業を辞める前に、副業である程度スキルをつけてからWEBライターになるという方法がおすすめですね。
副業でWEBライターをやっていた人の場合
副業でWEBライターをやっていた人であれば、ある程度「稼ぎ方」というものをわかってきたところだと思います。
文字単価は最低でも0.5円はほしいところ。実績があれば1.0円も狙えますよね。
長文も書けるようになるので、1日で5000~10000文字くらいが目安かと思います。
1日に5000文字も書くのがツライという人は、ジャンル選びなどが間違っているのかもしれません。
では、そのあたりで計算をしてみましょう。
- 文字単価0.5円×5,000文字×30日=75,000円
- 文字単価0.5円×10,000文字×30日=150,000円
- 文字単価0.8円×5,000文字×30日=120,000円
- 文字単価0.8円×10,000文字×30日=240,000円
- 文字単価1.0円×5,000文字×30日=150,000円
- 文字単価1.0円×10,000文字×30日=300,000円
月収30万円であれば、年収は360万円です。やっと本業らしい収入になってきましたね。
とは言えやはり、毎日休みなく1万文字を書き続けるのは簡単ではありません。
都合よく仕事がもらえるとも限りません。
直接契約が取れていなければ、やはり2割の手数料を持っていかれます。
稼ぐコツをちゃんとわかっていなければ、月収15~20万円が平均くらいが平均くらいだと思います。
本業の仕事を辞めてWEBライターをやりたいという人の中には、うつ病や不安障害、パニック障害などを患っている人も少なくないと思います。
そういう人は特に、最初から1ヶ月すべて執筆の時間に当てられるとは思わないほうが良いでしょう。
ある程度余裕を持って予測を立てていきましょう。
本業でガッツリ1年以上継続した人の場合
さて、では本業でコツコツと実力と実績を積み重ねて来た場合いくら稼げるのかというお話です。
まず文字単価ですが、最低でも0.8円。できれば1.2円くらいほしいところ。
本業で1年やってもまだ0.5円の仕事を受けているなら、何かやり方が大きく間違っている可能性が高いです。
実力のある人なら、1.5円くらいもらっていてもなんらおかしくはありません。
でも実は、文字単価を追い求めているとどうしても専門性の高い記事を書かなければいけなくなります。
そうなるとあまり長い記事が書けなくなってくる、というのがこの時期のツラいところです。
人によっては3000文字、かなり書ける人で1万文字、くらいと思っておきましょう。
今5000文字書けているから、1年後は1日2万文字書けているはず、というような予測は間違っているので注意してくださいね。
ちなみに、今僕が運営している仮想通貨メディアでは、文字単価2円の本業ライターさんと契約しているのですが、
調子が良いときで5000~8000文字の記事が1日で上がってきます。
調子が良くないときは2~3日掛かることもよくあります。
その人はライターを3年以上続けていますが、毎月20~30万円くらいですね。
僕が直接契約をしているので手数料は引かれません。
さて少し話がそれてしまいましたが、計算をしてみましょう。
- 文字単価0.8円×3,000文字×30日=72,000円
- 文字単価0.8円×6,000文字×30日=144,000円
- 文字単価0.8円×10,000文字×30日=240,000円
- 文字単価1.0円×3,000文字×30日=90,000円
- 文字単価1.0円×6,000文字×30日=180,000円
- 文字単価1.0円×10,000文字×30日=300,000円
- 文字単価1.2円×3,000文字×30日=108,000円
- 文字単価1.2円×6,000文字×30日=216,000円
- 文字単価1.2円×10,000文字×30日=360,000円
僕の体感で平均20~25万円、よく稼げている人で30万円以上、というところではないでしょうか。
この時期になると企業やメディアと直接契約できる人も増えてきます。
そうなるとクラウドワークスなどに手数料を引かれなくなるので、年収が一気に上ります。
本業で3年間WEBライターとして活動した場合
「石の上にも3年」と言いますが、3年以上コツコツとやっていれば、かなり稼げるようになります。
いろんなコネクションも増えてきて、高額報酬の案件を依頼されることもあるかもしれません。
僕の場合、この時期に通っていたコワーキングスペースで高単価の案件を依頼されました。
今でも僕の収入源になっていますし、直接会う仲なのでお互い安心して仕事ができているのは幸せなことだと思っています。
この時期になると、最低でも文字単価1.0円はほしいところです。
人によっては文字単価2.0円~3.0円くらいもらっている人もいると思います。
僕の場合、文字単価ではなく3,000~5,000文字の記事を1本3万円で書いてくれと依頼されています。
字単価にすると6~10円ということになりますね。
あともし、医療系や法律系(カードローンや不動産など)など、専門的な知識が必要なジャンルをとことん突き詰めてやっていた場合、文字単価3~4円くらいもらえている可能性があります。
国家資格を持つお医者様なら5~10円くらいになりますが、それに近い報酬がもらえることもあるということです。
ただし、やはり文字単価2円以上だと案件が少ないので、毎日1万文字を書かせてくれるクライアントはなかなかいません。
平均すると、1日3000~6000文字あたりが多いように思います。
大手メディアのコラム連載でも、だいたい文字単価2~3円で、1000~2000文字くらいだと思います。
よほど予算が潤沢な大手メディアなら、1日1本1万文字書かせてもらえるかもしれませんが、文字単価2.0円以上となると求められるクォリティも非常に高くなるので、思ったように文字数は稼げなくなります。
では、それも含めて計算してみると、こうなります。
- 文字単価1円×3000円×30日=90,000円
- 文字単価1円×6000円×30日=180,000円
- 文字単価2円×3000円×30日=180,000円
- 文字単価2円×6000円×30日=360,000円
- 文字単価3円×3000円×30日=270,000円
- 文字単価3円×6000円×30日=540,000円
WEBライターを本業で3年以上続けていれば、月収30万円くらいは問題なく超えます。
実力と運があれば、月収50万円も不可能ではありません。
ただし、この時期に苦しくなるのが、クライアントが変わる度に報酬が下がるという問題。
3年続けても月収20~25万円を抜け出せない人もたくさんいます。
まとめ
少し脅かすようなことも言いましたが、WEBライターはやればやるだけ自分の実力が上がり、実績もついてくるとどんどん稼げるようになる良い仕事だと僕は思っています。
サラリーマン時代のお給料と比べれば、一気に下がってしまうという人もいるかもしれません。
それでもWEBライターを本業として続けていれば、自分のブログで稼げるようにもなるし、僕のようにWEBディレクターになっていろんなメディアを成長させることもできる、そんな可能性を秘めた仕事です。
これから本業でやってみようという人は、まずはクラウドワークスで実績をつけていくことから始めてみましょう。